犬は玩具やアクセサリではありません。大切な家族の一員です。犬の出産、避妊手術、予防接種について簡単にでも覚えておきましょう。
犬の妊娠は、中期頃からの体重増加で兆候が分かり、獣医の触診で判明します。妊娠〜出産までの期間は約63日間ですので短期間での準備が必要です。緊急時の為の車や出産箱、先に産まれた仔犬を入れておく保温箱、多頭飼いの場合は、別々に離す準備も必要です。出産について、基本的な事を挙げますので覚えておきましょう。出産予定日が近くなったら雌犬の体温を毎日3回計って下さい。出産の2〜3時間前に雌犬の体温は急激に下がります。出産直前は食餌も食べなかったり、喘いだりします。陣痛が起こり、1時間以上続いても仔犬が生まれない場合、少し歩かせてみて下さい。3時間以上続いても生まれなければ獣医に連絡してみましょう。陣痛に問題がなければ攣縮の間隔が短くなり、力みだすでしょう。そして水嚢が出て破水し、仔犬が生まれてきます。優しく臍の緒を引っ張って胎盤が出てくるか確認してみて下さい。自分で仔犬をきれいにする時は、仔犬の口と鼻を覆っている水嚢を取り除いて下さい。仔犬をさかさまにして羊水や粘液を、鼻と喉から吐かせる様にします。仔犬が泣くまで仔犬の身体を乾いたタオル等で拭いて、仔犬が呼吸し始めるのを助けてあげましょう。
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犬の避妊手術の費用は病院によって異なりますが2〜3万円が基本的な値段です。手術方法は子宮だけを摘出する方法と、子宮は残して卵巣だけを摘出する方法とがあります。子宮のみ摘出する方法は、どちらも摘出する方法と効果も手術後の弊害もあまり変わらず、切開する部分が少ない為、雌犬にかかる負担も少ない事がメリットです。子宮と卵巣、どちらも摘出する方法は、現在広く行われている避妊法です。卵巣のみ摘出する場合と比べて、摘出するものが多いので切開する大きさも広くなり、出血の量も多くなります。どの避妊方法が合っているか獣医に相談してみましょう。また、避妊手術を受ける事により、乳腺腫よう、子宮蓄膿症、卵巣腫よう等、性ホルモンの異常に起因する病気の予防になります。何より望まない妊娠を防ぐ為にも、愛犬の出産を望まないのであれば避妊手術考えてみて下さい。不幸な犬をこれ以上増やさない為に…。
現在、犬の予防接種については、狂犬病以外は混合ワクチンを接種する事が多いようです。予防接種の効果の持続期間は、約1年間とされています。日本では「狂犬病予防法」という法律があり、生後91日以上の犬に、登録、予防接種を義務付けています。登録は一生に一度です。手続きは初回の狂犬病接種時に行います。その時、犬鑑札というプレートの交付があります。予防接種は1年に1回、3〜4月に行います。違反した場合は罰金(20万円以下)が課せられます。予防接種を受けると、毎年度毎に注射済票が発行されます。これはその年度に接種した、という証明になります。狂犬病は人と動物が共通に感染する病気の中で最も恐ろしい病気で、死亡率は100%とも言われております。登録・予防接種は必ず受けましょう。登録については市区町村役場、保健所、動物管理センター等で扱われます。新しい地域に引っ越した場合にも、その地域の鑑札と交換する為、届出が必要です。犬が死亡した場合にも届け出を行って下さい。
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